平成30年 市長あいさつ要旨

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ページ番号1005497  更新日 2018年12月5日

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平成30年

11月定例記者会見(平成30年11月28日)

多くのイベントがあった一年

本年最後の定例記者会見となりました。
先日、大きなイベントとして中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会が、地元のボランティアの方々をはじめ、多くの皆さんのご協力により事故もなく成功裡に終えることができました。そして、また来年もお願いしますというお話も受けましたのでとても良かったと思っています。
それから11月10日(土曜日)・11日(日曜日)には、サンテパルクたはらで全国丼サミットinたはらが開催されました。これも想定を上回る大変多くの人が来訪し盛り上がりました。これだけ盛り上がるイベントなので、何とか続けたい、形を変えてやりたいという気持ちを持っています。
今年はワールドサーフィンゲームズの開催をはじめ、これまでにない非常に大きなイベントが重なりました。これだけを見ますと私がいつも言っている「元気な渥美半島になったな」と感じますが、イベントとは人が動く、お金が動くだけのもので、ただのきっかけに過ぎません。イベントをやって、次からどうしていくのかを考えていくことが本当の元気になるということであると思います。これからも元気な渥美半島を作っていきたいと思っています。
今後も、多くの方が田原を訪れ「何度も来たい、住んでみたい」と感じてもらえるまちづくりをしていきたいと考えています。皆さん方におかれましては、引き続き本市のPRにご協力をお願いしたいと思います。

 

10月定例記者会見(平成30年10月31日)

台風被害を乗り越えて

台風24号の被害について、本市においてもたくさんの被害がありました。特に、キャベツやブロッコリーなどの農作物、温室などの施設の被害、また停電や塩害も含めまして、大きな被害が発生しました。
本市では、7月末に接近した台風12号でも大きな被害が発生しており、2つの台風での被害額は24億円を超え、生産者にとっては大変大きな問題となっています。
去る10月19日には、愛知県や本市を含む東三河地域の自治体や議会、JA関係者とともに、農林水産省や財務省を訪問し、農業被害に対する支援について要望活動をしてきました。この後、11月7日にはまた、愛知県知事にも支援の要望に行こうと予定しております。
いずれにしましても、露地と施設、双方で大きな被害となりましたので、農業生産額日本一の田原としては見過ごすわけにはいけません。やめたいと言っている農家さんもみえますので、それではいけない何とか支援をお願いしたいと思っております。今だけでなく、今後の生産にも大きな影響を与えますので、国と県、両方にはしっかり今の状況を説明し、迅速な対応を期待しているところです。

 

9月定例記者会見(平成30年9月28日)

さまざまな興奮に包まれた9月の田原

台風24号の進路が心配されるところですが、明日から月曜日にかけてこの地方にも影響を与える可能性がありますので、十分に警戒してしっかりと備えをしていきたいと思っています。
さて、今度の日曜日で9月は終わりますが、私にとっても大変興奮し思い出に残る月となりました。
9月9日(土)には、今年で32回目を迎えたトライアスロン伊良湖大会が行われ、Bタイプ女子では地元田原市在住の疋田さんが見事連覇を達成しました。
9月12日(水)、13日(木)の両日には第43期囲碁名人戦第2局が行われ、盤上での戦いに魅了されました。
9月15日(土)、16日(日)の両日は、伝統の田原祭りが行われ、豪華な昼山車や打ち上げ花火がまちに彩りを添えました。
9月15日(土)から17日(月)にかけては、第23回全日本レディースソフトボール大会が本市を含む3市で行われ、全国から47チームが参加しました。本市では、開会式・準決勝・決勝・閉会式が行われ、熱戦が繰り広げられました。
さらに、9月16日(日)から競技が始まったワールドサーフィンゲームスですが、日本は男女個人のポイントの合計で争う団体は優勝、注目の五十嵐カノア選手が2位、国別対抗戦であるアロハカップでも僅差の2位となりメダルを獲得するなど、大きな成果を残しました。2020年東京オリンピックで正式種目となったサーフィン競技への盛り上がりや、日本のサーフィン界にとって意義深く歴史的な大会となったと思っております。この大会を契機に、サーフタウン構想の実現に向けた取り組みを着実に進めていきたいと思っております。
結びに、本日申し上げたイベントについては、皆さん方に数多く取り上げていただきました。あらためてお礼申し上げますとともに、今後の本市の取り組みについてもPRをお願いいたします。

 

8月定例記者会見(平成30年8月29日)

相次ぐ栄冠、羽ばたく田原の子ども達

今年は非常に暑い夏でしたが、田原の子ども達が全国の舞台での活躍の知らせに、爽快な気持ちになりました。
8月2日から5日まで静岡県で開催された全国高等学校総合大会弓道競技大会(インターハイ)で成章高校3年の河合琴音さんの優勝を始め、8月18日に神奈川県で開催された日清食品カップ全国小学生陸上競技交流大会では、田原陸上クラブの選手が4×100mリレーで優勝しました。
(田原東部小6年佐藤さん、神戸小6年高津さん、野田小6年渡辺さん、杉山小6年眞田さん、花井さん)
さらに、8月20日に岡山県で開催された全日本中学校陸上競技選手権大会において、東部中学校3年の吉居駿恭君が1500mで優勝、さらに3000mでは2位入賞を果たしています。
田原は小さなまちですが、全国の舞台で活躍する子ども達が育っていることを大変誇りに思います。
9月は本日の発表資料にあるようにトライアスロンやワールドサーフィンゲームス、第23回全日本レディースソフトボール大会、田原祭りなど大きなイベントが予定されていますので、ぜひPRをお願いします。

7月定例記者会見(平成30年7月31日)

異常気象の多発に考える

この夏の暑さは、地球温暖化による異常気象といわれていますが、35℃を超え、さらに40℃も超える気温が当たり前のように観測されています。
また、記録的な降雨により、西日本に甚大な被害をもたらした豪雨や、先週末に本市付近を通過した台風12号は、初めて東から西に進むコースとなるなど、あらためて7月を振り返ると、異常な気象状況が多発した月でありました。
私たちは、こうした異常気象に今後どのように対処するかは大変難しく、大きな課題であると思います。災害は避けては通れませんので、今後防災訓練などにしっかりと想定をして、取り組んでいかなければと考えています。

6月定例記者会見(平成30年6月27日)

残念な二つの出来事

大阪北部地震(6月18日)が発生して本日で9日が経ちました。
特に、高槻市の小学校で倒壊したブロック塀の下敷きにより小学4年生の女の子が命を落としたことには、大きな衝撃を受けました。本市としましても、この後説明を行いますが、6月20日に学校施設・市民館をはじめ、全公共施設に対し、ブロック塀の設置状況や危険性について点検するよう指示し、通学路においてもブロック塀の状況調査を行っております。さらに、避難経路や避難箇所等における危険なブロック塀等の調査についても地域コミュニティに依頼しているところです。
また、21日には堀切町で高齢者の交通死亡事故が発生しました。本市内で昨年は2名の方が亡くなり、「今年こそは交通死亡事故ゼロ」をと願っていましたが、今年半年間で3名の方が亡くなり、いずれも高齢者が犠牲となっています。今後も引き続き、さまざまな機会をとらえて、交通死亡事故撲滅を呼びかけていきたいと思っています。

5月定例記者会見(平成30年5月23日)

未来の渥美半島の布石、着実に

ちょうど1年前のこの席で、「浜松三ケ日・豊橋道路」という三ヶ日ジャンクションから国道23号に接続する国直轄の調査が決定したことをお話ししましたが、このことについて、このほど起終点が「三ヶ日ジャンクションから三河港」に設定されました。これは、渥美半島に「信号のない道路」が欲しいという我々の願いにつながっていくもので、大変うれしく思っています。
また、耐震岸壁である田原公共ふ頭は現状の水深は5.5mですが、港湾計画上の水深7.5mが10mに変更されました。今後の岸壁整備により、大型の船舶の接岸が可能となるため、臨海部の企業立地の進展に期待しています。
さらに、ワールドサーフィンゲームスの会場が、ロングビーチに決定しました。この大会の開催は、今後のサーフタウン構想につなげるために重要ですので、成功に向けてしっかり取り組んでまいります。

4月定例記者会見(平成30年4月25日)

春、心温まる出来事

今年度初めての定例記者会見となりますが、あらためてよろしくお願いいたします。
さて、先日、「椰子の実対面式」に出席しました。この時に、椰子の実の持ち主として岡崎市の95歳の女性をお招きし、拾った沼津市の11歳の少女と対面をしたのですが、その時の様子を95歳の女性の娘さんからお手紙をいただきました。
95歳の女性は、拾い主の少女との出会いを「ひ孫が増えたみたい」と大変喜び、終始楽しい時間を過ごすことができたと綴られていました。また、お手紙をいただいた娘さん自身も、毎年メロン狩りや鷹の渡りの見物などに来ていて田原を身近で温かく感じていると大変うれしい言葉が綴られていました。
この秋には、ワールドサーフィンゲームスや全国丼サミットなど、全国・全世界的なイベントが本市で開催されます。その際には、多くの方が本市を訪れますので、この手紙に方のように何度も渥美半島へ来ていただけるよう、おもてなしの気持ちで取り組んでいきたいと思います。皆さん方も本市のPRをよろしくお願いします。

3月定例記者会見(平成30年3月23日)

新年度に向かって心新たに

今回が今年度最後の定例記者会見となります。皆さんには、この1年間、さまざな面で田原市をPRしていただき、心から感謝申し上げます。
さて、昨日は市議会定例会の最終日でもあり、いよいよ、年度の区切りが見え、新年度へ向けて心を新たしているところです。
現在本市では、三河田原駅周辺の整備が進み、駅前に新しいエリアが誕生してまいります。また秋にはワールドサーフィンゲームスをはじめとする多くのイベントが開催され、内外から多くの方が田原市を訪れます。そして4月からは赤羽根診療所が診療を開始してまいります。
平成30年度は私の任期の実質的な最終年度となります。私のメーンテーマである「渥美半島を元気に!」の実現のため、さらなる住みよさの向上を目指し、可能な限り地域の活性化に取り組んでまいります。
なお、先週の16日には、市職員の人事異動の内示を行いました。市政記者クラブの皆さんも異動があり、既に変わられた方やこの4月から変わられる方もあるとお聞きしております。
市政記者クラブの皆さんにおかれましては、本市のますますの発展のため、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

2月定例記者会見(平成30年2月14日)

平成30年度田原市予算(案)について

国内経済は緩やかな回復基調を続け、国による人づくり革命の推進や、生産性革命の実現に向けた取り組みや、財政健全化に向けた様々な見直しに対応し、地域経済の活性化、地域づくりを一層力強く、進めて行かなければならないと考えています。
平成30年度予算編成は、折に触れて申し上げておりますように、一層厳しくなる財政状況を認識しながらも、“将来に向けて、地域力を向上させる事業”、並びに“田原市に住みたい、住んで良かった”と思っていただけるような、地域の魅力を高める国際イベントを盛り込み、「世界に輝き、将来につなぐ」予算といたしました。詳細は、財政担当者から説明しますので、私からはその概略を説明いたします。

田原市の財政状況について

本市は、国が進める地方税の偏在是正の影響により、従来12.3%あった法人市民税の税率が6%にまで半減されることに加えて、地方交付税の合併算定替終了の時期が重なり、財政調整基金や地方債の借入を行いながらも、平成32年度の財政規模は250億円台になると想定されますので、行政サービスの最適化を図るとともに、将来を見据えた地域づくりに取り組まなければならないと考えています。
 そこで、新年度予算案でございますが、一般会計の予算額として289億4千万円を計上いたしました。本年度に比べて13億6千万円増となりましたが、これには特殊要因が2つあり、これを除けば前年度から3億円減で、予算規模が縮小過程にあることに変わりない状況でございます。
また、一般会計に、5つの特別会計を合算すると約401億3千万円、これに水道会計を入れた予算規模は約421億1千万円となります。
全会計合計額では、広域化によって、介護保険特別会計が廃止されたことにより、本年度から約47億円減少となったものでございます。
続きまして、一般会計予算の歳入・歳出の構成内容がありますが、これにつきましては後ほど、財政担当から説明させていただきます。

平成30年度は、本年度に引続き、「将来に向けた人口増施策」「住み続けたいまちづくり」「持続可能な地域づくりと行政基盤づくり」を基本方針に掲げて、元気な渥美半島の実現を目指してまいります。

重点施策1:将来に向けた人口増施策

 最初に、重点施策一番目の「将来に向けた人口増施策」の一つ、「定住・移住促進、交流人口の拡大」に向けては、サーフィン競技の最高峰の大会と言われますワールドサーフィンゲームス、全日本レディースソフトボール大会、また、全国丼サミットなどの大規模イベントの開催を契機に、市の知名度やブランド力向上などのシティセールスや、サーフタウン構想の推進に取り組んでまいります。
また、若者・子育て世帯の定住・移住促進奨励金の継続。宅地供給や赤羽根地区の土地区画整理事業、空き家対策など、定住・移住の受入態勢の充実、さらには、スポーツ・文化合宿への市内宿泊費助成の継続、 花き販売拠点としての道の駅あかばねロコステーションの改修など、観光による地域づくりを推進します。
「雇用創出」として、農業や製造業を始めとする地域産業の一層の活性化を図るため、農業生産額日本一の農業の更なる成長のため、担い手育成支援や販路拡大、6次産業化などを推進。 花き並びに畜産振興に特に力を入れてまいります。
また、工業分野は臨海工業地帯等への企業誘致活動を継続し、商業分野は「渥美半島たはらブランド」を推進し、販路拡大や中小企業者への支援を拡充するとともに、商工団体支援の充実により地元商工業の活性化を図ります。

重点施策2:住み続けたいまちづくり

重点施策二番目の「住み続けたいまちづくり」の一つ、「安心して住める・住んで楽しいまちづくり」として、生活の利便性向上、産業活性化のため、幹線道路等の整備、田原・福江市街地の活性化などを進めるとともに、渥美半島を縦貫する信号のない道路の整備促進などを、国・県へ積極的に要望してまいります。
また、公的病院の運営を支援するとともに、医師空白地域の解消のため、診療所を開設するなど地域医療体制の充実。 更には新たに女性消防団員の任用など消防防災体制の充実を図ってまいります。
「若い世代の出産・子育て環境の充実」として、親子交流施設の建設、不妊治療に対する助成の継続とともに、産後ケアを含めた支援、保育所における休日保育や一時預かり、中学生までの医療費の無料化を継続するとともに、障害児などへの支援、児童クラブ・放課後子ども教室など、子育てしやすい環境の充実を図ってまいります。
「教育環境の充実」につきましては、小中学校の再編のための学校整備、スクールソーシャルワーカーなどによる教育環境の充実、小学校での英語教科化に向けた体制整備、文化体育施設の整備を順次、進めてまいります。

重点施策3:持続可能な地域づくりと行政基盤づくり

重点施策三番目の「持続可能な地域づくりと行政基盤づくり」につきましては、国民健康保険が愛知県、介護保険が東三河広域連合にそれぞれ保険者が変わります。
また、老朽化した田原・渥美の斎場を集約する新斎場建設、公営住宅の長寿命化、施設運営方法の見直しや公共施設適正化についても、着実に取り組んでまいります。

以上が、予算案の概要でございます。

平成30年度は、ワールドサーフィンゲームスなどの大規模イベントがあります。また、国民健康保険・介護保険の広域化が始まるなど、一歩一歩、行政サービスの適正化も進めてまいります。渥美半島の将来を見据えて、前向きに地域づくりに取り組んでまいりますので、皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げまして、私からの説明を終わります。

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