平成29年 市長あいさつ要旨

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ページ番号1004848  更新日 2017年11月29日

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平成29年

11月定例記者会見(平成29年11月22日)

選手たちの走りに喜びと期待

この19日に中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会が絶好のコンディションのもと開催されました。多くの観客の皆さんがお越しになりましたが、市民ボランティアを始めとした皆さんのご協力のおかげで、事故もなく無事に大会を終えることができ喜んでいます。結果については、トヨタ自動車Aが大会新記録で見事4連覇を達成しました。来年元日のニューイヤー駅伝には私も応援にいきますので、目の前での王座奪還を期待しています。
また、今回高校選抜の4チームと皇学館大学がオープン参加しました。若い選手が実業団選手の走りに刺激を受けて、今後の活躍につながることを願っています。
さらに、18日に新城市で開催された愛知県中学校駅伝大会男子の部では、田原東部中学校の男子が初優勝し、全国大会への出場を決めました。大変喜ばしいことが続いていますので、駅伝のまち田原をもっとアピールできればと思っています。
来月の2日には、長久手市で愛知県市町村対抗駅伝も開催されます。本市代表の選手の皆さんは、毎年上位入賞を果たしていますので、今年も好成績を残してくれることを期待しています。
すばらしい活躍が続き、駅伝の話ばかりとなってしまいましたが、来年も本市ゆかりの選手たちのさらなる活躍を祈念して、ごあいさつといたします。

10月定例記者会見(平成29年10月24日)

重なった大きな出来事

22日の日曜日は衆議院議員総選挙と台風21号の襲来という二つの大きな出来事がありました。総選挙については愛知15区からお二人の方が当選しましたので、この地域のために頑張っていただきたいと思います。
また、台風21号については、これまで準備を重ねてきた田原市民まつりが残念ながら中止となるなど、大きな影響がありました。被害の状況については、人的被害の報告は入っていませんが、渥美地区の一部で道路や畑に冠水したとの報告がありました。引き続き被害調査を行い、農産物への被害が少ないことを祈っています。
自然災害はいつ起こるかわかりません。皆さんのご意見を聞きながら安全で安心して住める災害に強いまちにしていきたいと強く感じました。

9月定例記者会見(平成29年9月26日)

田原市ゆかりのトライアスリートが大活躍!

9月10日にトライアスロン伊良湖大会が開催されました。31回目となる大会は天候にも恵まれ、全国から集まった1,000人のトライアスリートが限界に挑まれ、多くの方が完走されました。沿道では福江高校の生徒さんをはじめとするボランティアの皆さんの声援とサポートがあり、ゴール地点では家族や恋人などを同伴して、笑顔でゴールをされている方もあり、大変すばらしい雰囲気の中、無事終了することができました。結果を見ますとBタイプでは、田原市出身の山本さんと田原市在住の疋田さんが優勝されるという大活躍をしていただきました。来年も地元の皆さんと選手が触れ合えるよう大会となるように期待しています。市民の皆さんの活躍は、まさに「スポーツで田原市を元気に」してくれています。これからも市民の皆さんのますますの活躍を期待し、スポーツで渥美半島を盛り上げていただきたいと思っています。

友好都市インディアナ州プリンストン市等を訪問します!

9月27日から10月2日までの6日間の日程でアメリカを訪問してまいります。今回は、友好都市提携15周年となりますインディアナ州のプリンストン市市長への公式訪問をしてまいります。相互の市長が就任してからまだ訪問していないことや今後の交流等について確認を行うため、訪問をするものです。また、隣のケンタッキー州ジョージタウン市へも併せて公式訪問をいたします。今後も田原市の国際化と市民の国際理解を進めてまいります。

8月定例記者会見(平成29年8月23日)

さまざまな舞台で活躍する市民に興奮!

8月5日に愛知県消防操法大会が碧南市で開催され、田原市消防団を代表して出場した野田分団が小型ポンプ操法の部で見事に優勝しました。私も応援に行きましたが、きびきびとした動きと正確な操作には大変感動しました。
また、本日宮城県で開催される全国消防救助技術大会の「陸上の部はしご登はん」に田原市消防署職員が東海地区代表として出場します。自然災害が多発する中、地域の消防力が高いレベルにあることを本当にうれしく思っています。スポーツの分野では、8月6日に中山町出身の清田真央さんが世界陸上に日本代表として出場し、日本人では最高の16位という結果となりました。当日は渥美文化会館でパブリックビューイングを開催し、300名の方とともに私も応援しました。今回の経験を糧にして彼女の夢である東京五輪への出場が叶うことを祈っています。
また、8月19日には、横浜市で開催された全国小学生陸上競技交流大会で田原東部小の佐藤俐有さんが5年女子100mで3位入賞を果たしました。ほかにも東部中の生徒2名も全日本中学校陸上競技選手権大会の男子1500mに出場し、残念ながら入賞は逃しましたが決勝に進んでいます。
今後もトライアスロンやサーフィン、駅伝などの大会が市内で開催されます。スポーツを始めさまざまな分野での市民の皆さん方の活躍を今後も期待しています。

7月定例記者会見(平成29年7月28日)

頻発する豪雨災害で感じたこと

先回の定例記者会見でお話ししたこの地方の水不足ですが、宇連ダムの貯水率が70%程度まで回復しました。しかし、これからの水需要を考えるとまだまだ不足していると感じます。水不足の解消には降雨が必要ですが、犬山市で短時間集中豪雨があったように、降雨のある地域とない地域が極端になっていると感じます。九州北部の豪雨災害では度重なる雨で復旧が進まないとも聞いておりますし、田原市でもいつ豪雨に見舞われるかわかりません。
私自身も昭和41年に発生した東三河集中豪雨を経験しています。田原市でも大きな被害があり、私の自宅も天井にたんすが当たるほどの浸水被害を受け、同級生も1名亡くしました。こうした災害が起きないことを願っていますが、全国各地で豪雨災害が数多く発生していることを踏まえ、私たちもどのように備えるかを考えなければなりませんし、また発生した時には的確な判断と指示が必要だと感じています。

声援よ届け、田原からロンドンへ

本日の発表事項にもありますが、田原市中山町出身の清田真央さんが世界陸上に日本代表として出場しますので、競技当日は渥美文化会館でパブリックビューイングを行います。私たちの声援は実際には届きませんが、活躍を願うみんなの気持ちは必ず届くと信じています。真央さんが田原市役所を訪問された時に、東京五輪の出場を目指すと私に話してくれました。世界陸上への出場を契機に、彼女自身の夢が叶うことを願っていますので、皆さんと一緒にエールを送りたいと思います。

6月定例記者会見(平成29年6月28日)

水不足の解消と交通死亡事故ゼロへの願い

今年も梅雨入りして以来、雨が少なく水不足を心配していましたが、6月21日の記録的な降雨でようやく一息ついたと感じたところです。しかし、本日の新聞によると宇連ダムの貯水率は40%程度と水不足の解消までには至っていません。今後は災害とならない程度の適度な降雨を期待したいと思います。
6月24日には和地町の国道42号で大型観光バスと、近くにお住いの75歳の女性が運転する軽自動車による交通事故が発生し、残念ながら軽自動車の女性が亡くなりました。本市では昨年12月以来の交通死亡事故が発生してしまいましたが、こうした悲しい事故を防ぐためにも、私もさまざまな場面で市民の皆さんに交通安全を呼びかけていきたいと思います。

名古屋で渥美半島の魅力をPR!

本日の発表事項にもありますように、田原市では7月29日にナゴヤドームで行われる中日ドラゴンズ対阪神タイガースの試合で昨年同様ゲームスポンサーを務めることとなりました。合わせてナゴヤドーム横のイオンモールでも本市の農産物などのPRを行いますので、来場者の皆さんに渥美半島の魅力をしっかりPRしてきます。今後も本市のシティセールスとしてさまざまなイベントなどを開催していきますので、皆さんにもご協力をお願いしまして、私のあいさつとします。

5月定例記者会見(平成29年5月24日)

夢の実現へ向けて期待高まる

今年度、浜松三ケ日・豊橋道路の着工に向けた調査が、国直轄で行われることとなりました。私たちとしては、国道23号バイパスから渥美半島を縦断し、伊良湖岬まで信号のない道路ができることを要望しています。今回の調査をきっかけとして要望が具体化する一歩となることを期待するところです。

さて、島崎藤村の叙情詩「椰子の実」の再現を目指し行われている「椰子の実投流」が今年で30回目となります。節目となる今回、私も5月28日から30日の日程で田原市から参加される87名の皆さんとともに、石垣島に行ってきます。
昨年までの投流総数は3,209個、内127個が鹿児島より北へ漂着し、その内4個が渥美半島田原市に流れ着いています。こうした夢のある事業が続いているのは喜ばしいことですし、来年対面式が行えることを願い投流したいと思っています。

4月定例記者会見(平成29年4月26日)

誇らしい本市ゆかりの人材や産物

新年度がスタートし、最初の定例記者会見となります。私も今月で任期の後半に差し掛かりますが、今年度もよろしくお願いします。

さて、3月の名古屋ウィメンズマラソンで好成績を残し、今年8月の世界陸上のマラソン日本代表に選ばれた田原市出身の清田真央さんが市役所を訪問されました。世界陸上でのメダル獲得はもちろんのこと、東京五輪の代表となることも期待されますので、ぜひがんばっていただきたいと思っています。

また、渡辺崋山の研究や博物館の特別企画展の講師として来訪されるなど、本市と縁が深いドナルド・キーンさんに、この4月から2年の任期で田原市博物館名誉館長就任を引き受けていただきました。ご高齢ではありますが、ご本人はやる気がみなぎっていますので、本市に来ていただく機会を設けることができればと考えています。

むすびとなりますが、日本一の花の生産地である本市のマムを中心としたビクトリーブーケが、名古屋で開催された日本選手権水泳競技大会の上位入賞者に大村愛知県知事から贈られました。こうした活動は市のPRにもなりますので、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。

3月定例記者会見(平成29年3月22日)

別れと出会いの季節

今年度最後の定例記者会見となりましたが、記者の皆さん方にはこの1年、さまざまな場面で田原市をPRしていただき本当にありがとうござました。


3月は別れの月で、人事異動や退職、転職などであいさつに来られる方が多くなってきました。こうした皆さん方からこれまで田原市へいただいたご厚誼を考えると、本当に残念でありさみしいことではありますが、これはやむを得ないものです。4月になれば新たな出会いがあります。田原市のためにいろいろお力添えをいただけるよう、私自身もしっかりと信頼関係を作り上げていきたいと思っています。


私個人としては市長就任後まもなく2年となり、折り返しの時期を迎えます。市政運営においては財政状況は厳しい中ですが、「渥美半島を元気に」していきたい気持ちに変わりありません。

今後も皆さん方にも報道の面で田原市を盛り上げていただければと思います。

2月定例記者会見(平成29年2月16日)

平成29年度田原市予算(案)について

記者の皆様方には日頃本市に対し格別のご厚情をいただきあらためてお礼を申し上げます。本日は平成29年度の当初予算案を中心に発表させていただきます。

国内経済は緩やかな回復基調を続けており、新しいアメリカ大統領の発言により、先行き不透明な部分はあるものの、国の政策と一体となって、地域経済の活性化、地域づくりに取り組んで行かなければならないと考えています。

しかし、昨年来、折に触れて申し上げているとおり、現在、田原市は非常に厳しい財政状況にあるため、今回、「財政変動に対応し、ふるさと創生の活路を開く」と題して、平成29年度当初予算案を編成しましたので、これからその内容及び重点施策をご説明します。

田原市の財政状況について

それでは、お配りした資料「平成29年度 田原市の予算案」の1ページの「財政状況」をご覧ください。

昨年公表の「田原市減収危機対応プラン」は、平成28年度の税制改正によって、従来12.3%であった法人市民税の税率が6%にまで半減されることが明らかとなったことから、地方交付税の合併算定替終了時期と重なって生ずる大幅な減収に対して、基金取崩しや借入金を活用し、乗り切って行こうというものです。

具体的な数字で示すと、地方交付税は合併算定替が段階的に減らされることから、平成29年度は15億円で昨年度から11億円減収、平成26年度から見ると20億円もの減収となります。

法人市民税は平成29年度は22億円の見込みであり、昨年度から23億円減収、平成26年度と比べて41億円減収となります。

したがって、地方交付税と法人市民税の二つの要素で昨年度から34億円減収、平成26年度と比べると61億円も減収になるという状況です。

これらに対して、60億円台の残高を持つ田原市財政調整基金から平成29年度は21億円を取り崩すとともに、12億円の地方債を借り入れながら、減収の影響を緩和します。

なお、平成30年度以降も、地方交付税と法人市民税などの減収が続くことから、平成32年度には一般会計予算が250億円台になると予測され、予算規模の縮小を念頭に置いた市政運営・行政サービスの再構築を行いながら、活力ある地域づくりを目指さなければならないと考えています。

資料2ページの新年度予算案の概要にあるように、このような状況のなかで、平成29年度の一般会計予算は、275億8千万円を計上しました。

これは、本年度に比べて19億7千万円少なく、2年連続の減少となります。

また、一般会計に、6つの特別会計の合計170億8千万円を合算すると446億6千万円となり、更に水道会計を入れた予算規模は467億8千万円であり、これらの合計においても、本年度と比べて約22億円の減少となっています。

続いて、資料の3、4ページには、一般会計当初予算の歳入・歳出の構成内容を掲げており、これにつきましては後ほど、財政担当から説明させていただきます。

新年度の重点施策について

続いて、「新年度の重点施策」のアウトラインをご説明しますので、資料5ページをお開きください。

重点施策1:地方創生の加速

最初に、地方創生の加速の一番目「定住・移住促進、交流人口の拡大」に向けては、地域の活力維持のため、市内への定住・移住促進、交流人口の拡大を図ります。

具体的には、市の知名度やブランド力向上のためのシティセールスの推進。 特に東京事務所や、ふるさと大使を活用したPR活動、ふるさと納税と連動した特産品のPRに力を入れていきたいと考えています。

また、若者・子育て世帯の移住・定住促進奨励金の継続。宅地供給や赤羽根土地区画整理事業、空き家対策など定住・移住希望者の受入態勢の充実を図ります。

そして、スポーツ・文化合宿への市内宿泊費助成の継続や、道の駅田原めっくんはうすのリニューアルなど、観光による地域づくりを推進します。

次に、6ページに記載があります、二番目の「雇用創出」に向けては、基幹産業の農業や製造業を始めとする地域産業の一層の活性化を図るなど、雇用の創出に繋がる取り組みを推進します。

具体的には、生産額日本一の農業のさらなる成長のため、農業者の取組支援や販路拡大、6次産業化などを推進します。中でも、花き振興に力を入れ、産地PRや需要拡大を図ります。

また、工業分野は臨海工業地帯などへの企業誘致活動を継続し、商業分野は田原ブランド認定品の販路拡大や中小企業者への支援を拡充するとともに、商工団体支援の充実により地元商工業の活性化を図ります。

次に、7ページに記載されている三番目の「子育て支援」として、未来を担う子どもたちや奮闘する子育て世代を応援するため、安心して子育てができる環境を整える取り組みを推進します。

具体的には、不妊治療に対する助成を継続するとともに、新たに初産妊婦全戸訪問・産後ケア・産後健診などに取り組み、きめ細やかな支援を充実させていきます。

また、子育て支援では、保育所における休日保育や一時預かり、中学生までの医療費無料化を継続するとともに、障害児等への支援を拡充し、育児のしやすい環境を整えます。

さらに、小・中学校の教育環境の充実を図るとともに、児童クラブ・放課後子ども教室などの見守り体制を整えます。

次に8ページに記載があります四番目の「地域の魅力・住み良さの向上」として、市街地の賑わいづくりや住みやすさ向上により、住みたい、住んで楽しいまちづくりを推進します。

具体的には、生活の利便性向上、産業活性化のため、市内幹線道路等の整備を進めるとともに、渥美半島縦貫道路などの整備促進を、国・県へ積極的に要望します。

地域医療では、公的病院の運営を支援するとともに、医師・診療体制の確保にも取り組み、医療体制の充実を図ります。

また、田原・赤羽根・福江市街地における都市機能の充実や、まちの魅力づくりに取り組みます。

重点政策2:安心・安全の推進

次に、9ページに記載があります重点施策の「安心・安全の推進」では、防災対策、セーフティネットの充実など、安心・安全なまちづくりを推進します。

具体的には、新たに高齢者運転免許証“自主返納の支援”に取り組み、高齢運転者による交通事故の抑制を推進します。

また、津波避難困難地域の2ヶ所で、津波避難マウンドの整備。各地域の自主防災組織の防災力向上、公共施設や住宅の耐震化などによる減災に取り組みます。

さらに、障害者等の地域生活を支援する地域活動支援センターの設置や、国民健康保険における低所得者の負担軽減を図ります。

重点政策3:将来に向けた創意工夫

最後に、重点施策の「将来に向けた創意工夫」としては、公共施設・行政サービスの適正化など、歳出削減に繋がる取り組みを推進します。

具体的には、老朽化した田原・渥美の斎場を集約する新斎場建設に向けて、調査・設計に着手します。

また、家庭系ごみ有料化などを通じて、一層のごみ減量・資源化に取り組みます。

以上が、平成29年度の予算案の内容です。

前段で申し上げたとおり、中長期的な減収を考慮し、予算規模が30億円以上減少するところを約20億円の減少に抑える中で、将来を見据えて前向きに地域づくりに取り組みながら行政サービスの再構築を図るため、「財政変動に対応した、ふるさと創生の活路を開く予算案」となっていますので、皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げまして、私からの説明を終わります。

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