平成28年 市長あいさつ要旨

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ページ番号1003527  更新日 2016年11月30日

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平成28年

11月定例記者会見(平成28年11月24日)

駆け抜けろ!渥美半島から大舞台へ

今年もあと1カ月を残すのみとなりました。本日は本年最後の定例記者会見となります。
さて、先日20日の日曜日には、田原市内を舞台に中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会が開催されました。当日は晴天に恵まれましたが気温も高く、観客の皆さんにとっては良い条件となりましたが、選手には体への負担が大きかったかもしれません。
今回の大会運営でも、870名余のボランティアを含め多くの皆さんにご協力いただきました。皆さん方のおかげで事故もなく無事に大会を終えられたことに感謝申し上げるとともに、市民の皆さんにも定着したこの大会が、引き続き本市で開催されることを願っております。
結果についてはご存じのとおり、本市を拠点とするトヨタ自動車陸上長距離部が2位に5分以上の大差をつけ、大会新記録で見事3連覇を達成しました。来年元日に開催されるニューイヤー駅伝ではこの勢いに乗って、3年連続の全国制覇を成し遂げることを期待しています。
また、本市での開催が5回目の節目となった今大会では、東三河・西三河の高校生選抜チームが出場し、本市在住の2選手も元気よく走りました。来月の3日には、愛知県市町村対抗駅伝も開催されますので、渥美半島の子どもたちが一流選手の走りに刺激を受け、好成績を残してくれることを願っています。

10月定例記者会見(平成28年10月21日)

イベント真っ盛りの秋

10月に入り、市内ではさまざまなイベントが行われ、私自身も参加したり、拝見させていただく機会が多くなってきました。15日には田原市消防団ポンプ操法大会が赤羽根文化広場で開催されました。市民の安全安心を守るため、消防団の皆さんが日頃の練習の成果を存分に発揮し、規律ある機敏な動作を見て大変感心しました。今後も市民の安全安心の確保のため、さらに精進していただくことを期待しています。

また、16日には、白谷海浜公園をスタート・ゴール地点とした渥美半島ぐる輪サイクリングが開催されました。この日は天候に恵まれたこともあり、過去最高の1500名が参加されました。参加者の皆さんはのんびりと風を感じつつサイクリングをされていましたが、楽しみながら運動不足解消や健康増進につながりますので、参加者の輪が広がると良いなと感じました。

今週末の23日には、秋の大きなイベントである田原市民まつりが開催されます。参加する皆さんが「やってみようよ!」「楽しかったね!」と感じられるまつりを目指して、市民の皆さんから企画提案を募集し、実施しています。本市でも田原市ふるさと大使である「はんにゃ」の金田哲さんと「オアシズ」の大久保佳代子さん・光浦靖子さんが田原弁で掛け声をするラジオ体操第1の紹介や、田原市ふるさと大使委嘱状交付式などを予定しています。市民の皆さんとともにこのまつりを盛り上げていきたいと思います。

今後も、さまざまなイベントの開催が予定されています。報道機関の皆さんには本市事業のPRに対してさらなるご協力をお願いします。

9月定例記者会見(平成28年9月27日)

30回目の節目で盛り上がったトライアスロン伊良湖大会

9月11日にトライアスロン伊良湖大会が開催されました。今回、30回の節目を迎え、全国から1,000名の選手が出場しました。例年のように、福江高校の生徒をはじめ約900名の地元ボランティアの皆さんが、心をこめたサポートをしていただきました。ボランティアや観客からの大きな声援を受け、選手の皆さんが笑顔でゴールする姿は、非常に印象的でした。また、節目の大会ということで前夜祭も趣向を凝らした内容で大変盛り上がっていました。
来年以降も天候に恵まれ、地元の皆さんと選手が触れ合えるような大会となることを期待しています。

台風・水不足で感じたこと

この夏の気象状況ですが、本当に異例づくめでありました。7月まで台風が発生しない状況が続きましたが、その後は次々と発生し、東北地方や北海道に甚大な被害をもたらしました。田原市でも先日の台風16号の接近時には、市内全域に避難準備情報を出し、風水害避難所20ヵ所を開設しましたが、幸いなことに大きな被害は発生しませんでした。風水害への対応は、早めに行うことが重要であると考えており、今後も市民の安全を第一に万全を期して対応していきたいと考えています。
また、水源の状況ですが、宇連ダムの貯水率が20%を切り、市民の皆さんに自主節水を呼び掛けていましたが、台風などの降雨により約70%まで回復したため、節水を解除しました。田原市はキャベツの産地であり、定植のため水が必要な時期でしたので、まさに恵みの雨となりました。今後も水の安定供給のため、設楽ダムの建設推進を要望していきます。

10月は本日の発表資料にあるように田原市民まつりをはじめ、多くのイベントの開催が予定されていますので、ぜひPRをお願いします。

8月定例記者会見(平成28年8月25日)

印象深い出来事が多かったこの8月

先日、日本人選手が大活躍したリオデジャネイロオリンピックが終了しました。4年後には東京オリンピックが開催されますので、いろいろな面で期待したいと思います。できれば、田原からオリンピックに出場する選手が現れることを期待しています。
さて、昨日は第45回全国消防救助技術大会が開催され、田原市消防本部の溺者救助チームが出場しました。結果は14チーム中7位に入賞、減点はなくタイムによる順位とのことで、よく頑張ってくれたと思います。出場した署員には、単なる競技として捉えず、人命救出が第一であることを胸に刻み、これからも精進を重ねて欲しいと伝えました。
また、23日から全日本サーフィン大会が開催されています。私も明日初めて会場を訪れますが、1,000名もの参加者がある大会ですので、大いに盛り上がって良い大会となるように願っています。
最後になりますが、最近3つの台風が同時期に発生しました。この地方に影響がなかったことは幸いですが、降雨が少なく水不足の解消ができないことは残念です。今の状況が続けば、8月末には第1次節水となる見込みですので、心から恵みの雨を期待しています。
9月は、トライアスロンや田原まつりなどが行われますので、皆さんにご協力いただき、田原市を盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

7月定例記者会見(平成28年7月28日)

楽しく、安全に夏を満喫

小中学校もいよいよ夏休みに入り、市内3つの海水浴場では海開きが行われ、本格的に夏がスタートした感があります。田原市の海水浴場は水質が良いことが自慢です。特に今年、伊良湖海水浴場(ココナッツビーチ伊良湖)には、空気で膨らませた全長37mの巨大な複合海上遊具が設置され、人気を呼んでいます。ぜひ、多くの方が利用して楽しい夏を満喫していただきたいと思います。
一方、この時期に発生しやすい水難事故を防止しようと親子を対象に「ウォーターレスキュー教室」を白谷海水浴場で開催しました。また、7月26日に三重県で開催された第45回消防救助技術東海地区指導会に田原市消防本部から出場の溺者救助チームが第1位となり、8月24日に愛媛県松山市で開催される第45回全国消防救助技術大会へ出場します。
悲しい水難事故を防ぐためには、市民の皆さんへの啓発とともに、消防職員の技術向上にも努め、消防に対する市民の期待に応えていくことが大切であると思っています。
最後に、スマホ用ゲーム「ポケモンGO」が配信され、大きな社会現象となっています。連日のように、交通事故や交通違反、立ち入り禁止場所への侵入などの事例が報道されています。田原市でも、配信開始の7月22日に田原警察署からの依頼により、安心安全ほっとメールで「ポケモンGO」に関する注意喚起を行いました。田原警察署長によりますと、現時点では自転車でのスマホ使用の注意ぐらいで、田原市内では大きな混乱や苦情などはないとのことですが、みんなでルールを守り、安全に気をつけて楽しくプレイしていただきたいと思います。

6月定例記者会見(平成28年6月29日)

心配な水不足と台風襲来

今年は梅雨入り当初から降雨が少なく、宇連ダムの貯水率も50%を下回る状況が続いていましたが、ここ数日の雨により貯水率も60%程度まで回復してきました。水不足は市民生活に大きな影響を与えますので、早い時期に貯水率が回復することを願っています。
もうひとつ心配なことは、いまだに台風が発生していないことです。海水温が高くなっていますので、発生した場合には大きくならないかと心配しています。例年のことでありますが、気象情報には十分に注意を払い、早め早めの対応を行っていきたいと思います。

魅力的な渥美半島の夏をPR

さて、7月23日には、ナゴヤドームで行われる中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズのゲームスポンサーとなり、観客の皆さんに渥美半島の魅力を感じていただけるようPRしてまいります。この時期は夏休みが始まり、渥美半島の素敵な夏を満喫していただけるシーズンとなります。ドームの観客の皆さんに渥美半島の魅力と観光情報を発信してきたいと思っています。
また、7月20日に太平洋ロングビーチで夢屋サーフィンゲームス田原オープンが開催されます。この大会は世界大会となっており、日本を代表するトッププロを含め選手176名が参加しますのですばらしい演技を見ることができると期待されます。併せて、田原市の波のすばらしさを世界に発信できると思っています。
このほかにもこの夏市内ではさまざまなイベントが開催されますので、皆さんも渥美半島の夏の魅力を発信していただきますようご協力願います。

5月定例記者会見(平成28年5月24日)

田原市の魅力を世界へ発信

本市は、東京オリンピックの追加競技候補であるサーフィン競技会場の招致を目指しているところですが、本日、要望活動のために公益財団法人東京オリンピック競技大会組織委員会と東京オリンピック競技大会担当である遠藤利明大臣を訪問することとなりました。今回は、地元コミュニティ協議会の会長さんや田原市サーフィン協会会長さんと共に出向きますので、地域と一体となって招致活動をしていることをアピールしてきたいと思っています。
また、サーフィン関係者のご尽力により、2017ワールドサーフィンゲームス大会の開催地契約の締結のため、明日、米国カルフォルニア州サンディエゴへ向かいます。この大会は、世界32カ国から約200名の選手が参加し、サーフィン競技の中でも最高峰の大会と言われ、日本での開催は約25年ぶりということです。このことについては、先週愛知県の大村知事にもご報告しました。ワールドサーフィンゲームス大会の開催は、東京オリンピックにおける本市へのサーフィン競技会場招致にとって有利になればとの思いもありますが、愛知県と名古屋市が10年後のアジア競技大会開催を表明していることから、現在アジア競技大会の正式競技種目ではないサーフィンが、東京オリンピックのサーフィン競技となることでアジア競技大会での正式競技となる期待も高まることと思います。ワールドサーフィンゲームス大会の開催により、東京オリンピックのサーフィン競技会場誘致の追い風となり、さらには本市が全世界に広く紹介されていくものと期待しているところです。
さて、5月22、23日の2日間、田原凧まつりが開催されました。天候にも恵まれ、多くの皆さんが来ていただいた中、祝い凧やけんか凧などが行われ、大変盛り上がったと思います。田原のけんか凧は全国的にも有名ですので、こうしたイベントを通じて、本市をより広く情報発信していきたいと考えています。

4月定例記者会見(平成28年4月26日)

熊本地震で再確認した地域の絆の重要性

熊本では、4月14日に震度7の地震が発生し、その後余震が多発しています。今回の地震による死者・行方不明者は50人、エコノミークラス症候群など地震に関連してお亡くなりになる方も増加しているようです。今回の地震が、即この地方に影響するとは思えませんが、今後も災害対策には気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。
また、先日、田原市コミュニティ連合会の20のコミュニティ協議会と106の自治会等が一堂に会する地区行政連絡会が開催されました。連絡会終了後に行われた交流会では、自治会長さん方とさまざまな課題についてお話をいたしました。地区自治会は、地域の皆さんが日常生活の中でさまざまな問題を協働して解決し、より良い地域をつくっていくための地縁を基にした団体です。地震のような大きな自然災害では、行政の対応能力を超える場合もあります。こうした時にこそ、地域住民の自助・共助の力が大変重要であることを今回の地震であらためて認識したところです。今後も市民の皆さんとともに、安心、安全なまちづくりを目指していきたいと考えています。

3月定例記者会見(平成28年3月23日)

準備が整った新年度体制

今年度、最後の定例記者会見となり、皆さんにはいろいろな面で、この1年間、大変お世話になりました。
特に東京五輪サーフィン競技の会場誘致に関しましては、各報道機関の方々にはいろんな面で田原市をPRしていただき感謝申し上げます。
さて、先日にはいろいろな課題に対して、スピード感を持って重点的に取り組んでいくための組織・機構の大幅な見直しを行うとともに、職員の人事異動の内示を行いました。
また、一昨日平成28年度予算も成立し、ようやく形になったところでございます。しかし、本市におきましては継続的な予算規模の縮小により厳しい財政状況が続くものと想定されております。こうした中でも財政健全化を図りながら、将来を見据えた新たな取り組みへのチャレンジと必要な投資を行い、可能な限り地域の活性化に取り組んでまいります。
市政記者クラブの皆さんにおかれましては、本市のますますの発展のため、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。

2月定例記者会見(平成28年2月16日)

平成28年度田原市予算(案)について

平成28年度の予算案編成に先立って、現在、田原市が置かれている状況についてご説明し、みなさんにご理解いただいた上で、「渥美半島の元気」創出に向けた平成28年度予算案の内容説明を行います。
資料1-1「地方税制改正等に伴う田原市の今後の財政見通し」をご覧ください。

平成26年度の税制改正によって、市税収入の3分の1を占めている法人市民税の税率が、従前の12.33%から9.7%に減少し、これまで企業誘致を積極的に展開し、財政基盤を築いてきた本市にとっては非常に大きな痛手となっています。これに加え、1月末、愛知県発表の「地方法人課税の見直しに対する緊急声明」にありますように、平成28年度税制改正として、平成29年度には6%まで半減し、その減った分は国が収入し、全国の財源不足団体に地方交付税として配分することが明らかになりました。県では、豊田市など地方交付税の不交付団体7市町村への影響について報道発表し、新聞に度々取り上げられています。しかし、現在は合併算定替で地方交付税をもらっていることから、この7市町村に入っていない田原市も豊田市に次いで県下2番目の大幅な減収が予測されるため、先日報道機関に発表したところです。
国の制度では、市町村の法人市民税は減少しても、消費税引き上げに伴う交付金や県から交付されることとなった法人事業税交付金、地方交付税上乗せによって、ある程度カバーできるのではないかと想定されています。しかし、本市の試算では、1ページの下の段に記載のように、法人市民税の税率や法人税本体の税率が下がることで、平成31年度では平成26年度決算に比べて、30億円を上回る減収となり、これに対して消費税増税などで10億増加されても、20億円以上の減収が予測され、財政運営は非常に厳しくなります。
これまでさまざまな努力・犠牲を払って進めてきた企業誘致によって財政基盤を固めてきた本市としては、こうした実情を国・県にも示しながら、今後の改善を求めて行きたいと考えています。

続いて、2ページをお開きいただき、もう一つの減収要因であります、地方交付税の合併算定替逓減の見通しについて、ご理解いただきたいと思います。
平成15年と17年の合併で、旧赤羽根町と旧渥美町がもらっていた地方交付税が10年間保障され、その後の5年間で段階的になくなっていくのが、いわゆる合併算定替の逓減です。旧赤羽根町分は、既に平成26年度から減り始め、平成31年度になくなります。旧渥美町分は平成28年度から減り始め、平成33年度に完全になくなりますので、両町分で平成25年度に収入となった約34億円が平成33年度にゼロになります。
ただし、先ほど説明の税制改正によって大幅に減収し、財源不足団体となると想定されるため、約5億程度の交付税を受けると推計されますが、これを加味しても、地方交付税はこれから毎年減り続け、平成33年度には、現在の額から30億近く減収になることをご理解いただきたいと思います。

次に、3ページにおいて、こうした減収危機に対して、どのような財政運営を行うかの考え方を示しています。税収などの歳入減少により、本市の予算規模は、平成28年度は295億5千万円となりましたが、29年度は270億台、31年度は260億台、33年度以降には250億円前後になって行くものと想定しています。
このように予算規模が縮小せざるを得ない状況におきましても、行政需要については義務的経費、その他経費、投資的経費のそれぞれの内容の適正化を図りながら、地域の活性化、市民サービスの向上を目指し、渥美半島の元気を創り出して行きたいと考えています。

財政健全化に向けての取り組みとして、後ほど当初予算の内容で説明しますが、ふるさと納税の積極展開や企業誘致をはじめとする産業振興、定住促進などによって歳入を確保するとともに、行政改革等による歳出構造の改変に取り組みます。また、歳入不足によって、数年間で急激に予算規模が縮小することで、各種施策や行政サービスの低下を招かないように、地域医療推進基金などを新設するとともに、現在、合計残高が約160億円ある財政調整基金や大規模事業推進基金のうち約50億円を活用して、各年度の財源調整を図りたいと考えています。
これによって、市の貯金は3分の2に減ってしまいますが、4ページをご覧いただくと、市の借入金の方も、平成33年度までに約60億円減らす計画をしていますので、基金や市債を活用しながら、急激な財源不足の影響で施策が滞ることなく進め、減収危機を乗り切ってまいります。

以上のように、非常に厳しい減収危機に対応しながら、新年度を編成していますので、まずは、その点をご理解くださいますようお願い申し上げます。

次に資料1-2「平成28年度 田原市の予算案」をご覧ください。

まず、1ページの「予算編成にあたって」では、今、申し上げた市の財政状況が記してあり、予算規模は、一般会計で295億5千万円、特別会計・企業会計を合わせて490億円でございます。予算規模は前年度に比べ、先ほど説明の事情から一般会計で8億5千万円減少し、下水道関係の特別会計では工事の一部完了に伴い4億6千万円減少し、合計で前年度から12億5千万円ほどの減少となっています。

2ページからの一般会計当初予算の特徴につきまして、概要を申し上げます。歳入では、市税の165億円を始めとし、地方交付税、地方譲与税・各種交付金、国庫支出金、繰入金がそれぞれ減少し、県支出金が約5%増加したほかは、ほぼ横ばいとなっています。

次に歳出では、大きい順に申しますと、民生費の82億円を筆頭に、土木費、教育費、公債費、総務費、衛生費などと続き、このうち衛生費では地域医療推進基金の積立金、商工費では企業立地奨励金によって前年度よりも増加していますが、それ以外については事業精査・適正化を図り、前年度よりも縮減させています。

性質別には、「義務的経費」と「その他経費」が増加し、「投資的経費」が前年に比べて大きく減少していますが、平成27年度は「リーマンショック以降に繰り延べにしてきた学校・市民館等の営繕工事などをまとめて実施したことによる落ち込み」があり、平成27年度からの繰越予算を含めた建設事業費45億5千万円は予算総額の15%に達するため、標準的な規模と認識しています。

このほか特別会計・企業会計にも、約9億の建設事業費が計上されていますので、総額としては50億円台を確保しています。

次に4ページと5ページには、平成28年度予算の重点施策として、改訂版第一次田原市総合計画、田原市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき整理した主だった事業をご説明します。

一つ目の「雇用の創出・就労促進」では、地域経済を将来にわたって支えていくためには、若者の就労先、基幹産業である農業、製造業などの振興が不可欠であり、地域産業の一層の活性化を図ってまいります。主な内容は、農業分野では農産物の販路拡大や花きのマーケット拡大、工業分野では企業誘致活動、観光分野では伊良湖岬周辺の活性化、商業分野では創業支援や地元商工業の活性化などです。

二つ目の「定住・移住促進」では、人口減少社会が到来した中で、地域の活力を維持するためには、人口の流出を防止するとともに、市内への移住促進を図ってまいります。主な内容は、東京事務所開設などシティセールスの展開、ふるさと納税制度の積極活用、サーフィンを活用したまちづくり、定住促進の支援制度新設などです。

三つ目の「若い世代の結婚・出産・子育ての希望実現」では、結婚から子育てまでの切れ目ない支援によって、安心して子育てができる環境を整備し、若い世代の結婚・出産・子育て・教育の希望を叶える取組を進めてまいります。主な内容、結婚・出産の支援、子育て支援では中学までの医療費無料化の継続に加えて、保育所における休日保育の開始、小中学校の教育環境の充実、児童クラブなど見守り体制の充実です。

四つ目の「地域の魅力・住み良さの向上」として、市街地のにぎわいづくりや住みやすさの向上、防災対策の充実により、まちの魅力を向上され、「安心して住める」「住んで楽しい」まちづくりを推進します。主な内容は、道路整備の推進、国民健康保険の低所得者負担軽減、公的病院の運営支援、地域医療推進基金の新設、廃棄物の適正処理、エコガーデンシティ構想の推進、市街地の充実・魅力づくり、弥八島などの整備、河川・水路・下水道の整備、津波避難マウンドの整備などです。

それぞれの項目の主な事業につきましては、6ページ以降に記載していますので、財政担当者が説明します。以上が、平成28年度減収に立ち向かう渥美半島の元気創出予算の内容ですので、前段で申し上げました減収危機への対応を含めまして、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

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