農業用重油タンク等は適切に維持管理してください

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ページ番号1009819  更新日 2023年1月4日

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農業用の燃料タンクの維持管理について

油流出事故は環境への影響大 

 農業用ハウス等で使用する燃料貯蔵タンクから油が漏れ、河川等へ流出する事故が発生しています。油漏れの事故は火災発生危険のほか、土壌や水質汚染により自然環境や周辺地域に悪影響を及ぼします。

事故処理費は原因者の負担です

 また、流出油の回収は大変難しく、回収作業に莫大な費用がかかり、これに要する事故処理費は原因者(事故を起こした者)の負担となります。
 維持管理を徹底していただき、事故防止に努めてください。

維持管理に関する注意事項

  • タンクおよび配管は、腐食防止のため、定期的に塗装する。
  • 配管やフレキシブルホース等に損傷・腐食があれば取り替える。
  • 防油堤内に溜まった雨水等は随時排出し、排出時以外はバルブを必ず閉めておく。
  • 防油堤内に不要なものを置かない。
  • 使用量と給油量を定期的に確認する。
  • 万が一油が漏れた場合は、直ちに消防署に通報する。

 

配管腐食防止措置の写真
配管には腐食防止措置(塗装等)をしてください。
腐食した配管は取り替えてください。
配管保護の写真
地面や防油堤に接して配管を敷設すると、
地震等により損傷するおそれがあります。
防油堤内不要物の写真
防油堤内に不要物があると、油が漏れたときに
あふれてしまいます。
防油堤内雨水の写真
雨水を排出しないと、油が漏れたときにあふれてしまいます。

農業用の燃料タンクの届出について

貯蔵や取扱いを始めるためには、届出が必要です!

農業用ハウス等で使用する灯油や重油等を保有する場合、種類や数量により、田原市火災予防条例に基づく貯蔵・取扱いの届出をしなければなりません。事前に消防本部予防課 危険物係に御相談ください。

届出対象になる数量
危険物

届出が必要な貯蔵・取扱量

(指定数量の5分の1以上、指定数量未満)

指定数量 ※
ガソリン 40リットル以上200リットル未満 200リットル
灯油・軽油 200リットル以上1,000リットル未満 1,000リットル
重油 400リットル以上2,000リットル未満 2,000リットル

※指定数量以上の危険物を貯蔵・取り扱う場合は「許可」が必要な施設となります。

このような施設が届出の対象となり、設置基準を守る必要があります!

200から999リットルの灯油や軽油のタンク
200〜999リットルの灯油や軽油のタンク
400から1,999リットルの重油のタンク
400~1,999リットルの重油のタンク

届出に必要な書類

 提出する届出書は、定められた様式を使用し、以下の書類を添付して、工事の着工前に消防本部予防課 危険物係に届け出てください。

  1. 少量危険物 貯蔵・取扱い届出書(田原市火災予防条例様式第11号)
  1. 案内図(住宅地図等)
  2. 周辺図、配置図(タンク位置、防油堤およびその容量計算、標識および掲示板等図示)
  3. タンク図面
  4. タンク検査済証の写し
  5. 危険物を消費する設備(暖房機等)の仕様書等

主な設置基準

  1. 配管は金属管等耐熱性を有する材料で造る。
  2. タンクや配管は、腐食防止のため、塗装をする。
  3. タンクは、地震等により転倒しないように固定する。
  4. タンクの見やすい位置に液面計を設ける。
  5. タンクの配管には、タンク直近の位置に元バルブを設ける。
  6. タンクと配管の接合部分は、地震等による損傷を防ぐため、フレキシブル管を使用する。
  7. 防油堤はコンクリート・ブロック等で造り、当該タンク容量以上の容量とすること。
  8. 水抜き口にはバルブを付け、通常時は閉めておく。
  9. 標識および掲示板を設ける。
  10. タンクの周囲に1メートル以上の空地を保有する。

配管は、防油堤を貫通して設置することは認められません。また、地震等による損傷を防ぐため、直接地面に触れないように敷設してください。

主な設置基準イラスト

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このページに関するお問い合わせ

消防本部 予防課

電話:0531-23-4074 ファクス:0531-23-0180

お問い合わせは専用フォームをご利用ください。