田原市の産業

田原市の産業構造を掲載しています。

産業別就業者の割合（平成27年国勢調査）は、第1次産業が29.6％、第2次産業が27.1％、第3次産業が39.6％となっています。

農業面は、昭和43年の豊川用水全面通水以来、飛躍的な発展を遂げ、農業産出額は、全国市町村第2位の824億円（令和2年）、また、花き産出額は、全国市町村第1位の304億円（令和2年）となっています。
菊や鉢物などの花き、キャベツ・ブロッコリーなどの野菜、畜産業を中心に、いずれも収益性の高い農業が営まれています。

工業面は、昭和39年の東三河工業整備特別地域の指定を契機に造成が進められた三河港臨海工業地帯田原地区に集積されており、製造品出荷額等は、都道府県第1位の愛知県の中で第5位の1兆7,628億円（令和2年あいちの工業）と全国でも有数の地域で、そのうちの大部分を輸送機械製造業が占めています。

観光面は、伊良湖岬をはじめとして、蔵王山、大石海岸（太平洋ロングビーチ）、サンテパルク田原など、半島という地理的特性と海・山の自然、歴史資源など観光資源が数多く分布しており、市内観光施設利用者は年間216万人（令和2年）に達しています。

このほか、水産業など個性豊かな産業、渥美半島という生活圏を対象とする商業などもあり、バランスの取れた地域です。