新明社の豆知識1
神明社の奥には、神明社古墳の石室入口があります。
神明社古墳は神明社境内の社殿北側にある古墳で、6世紀後半以降に築造されたものと考えられています。渥美半島の古墳の中でも古い時期のものです。
古墳の形状は、直径17メートル、高さ3.0メートルの円墳と推定されています。古墳の内部は近くの城宝寺古墳と同様に横穴式石室となっています。石室は全体で長さが6メートル以上、玄室(げんしつ(死者が埋葬されている墓室))の長さが4.32メートル、幅1.32メートル、高さが2.76メートルありました。
昭和44年(1969年)に行われた調査では、多くの副葬品が発見されました。主なものとしては、やきものの器(須恵器)、馬具、大刀、短刀、鉄の鏃(やじり)、鑿(のみ)、鋏(はさみ)、耳環(じかん)などです。特に銀装の大刀は国内での出土例が少なく、埋葬された人物の性格や権力を考えるうえで貴重なものです。


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