地震の正しい知識
地震について正しい知識を身に付けましょう。
地震発生のしくみ
海溝型の地震
日本列島が乗っている大陸側のプレートに、海洋側のプレートが毎年数cmもぐり込んでいます。その時に大陸側のプレートが引きずり込まれ、プレート同士の境目にひずみが蓄積されます。それが限界に達した時に、元に戻ろうと急激に動くことによって地震が発生します。過去にこの地域に大きな被害を及ぼしたこのタイプの地震は、東南海地震などで、その発生間隔は100年から150年で、かなり規則的に発生しています。
海溝型地震の起こり方
- 海洋側のプレートのもぐり込みによって大陸側のプレートが引きずり込まれ、境目にひずみがたまっていく。
- ひずみが限界に達すると、元に戻ろうとしてはね上がり地震が起こる。
活断層による地震
プレートに蓄積されたひずみのエネルギーが、プレートの内部で破壊を引き起こし、断層ができ地震が発生します。この付近では、三河地震を引き起こした活断層が幡豆郡にありますが、このタイプの地震の発生間隔は、500年から1000年ぐらいともいわれ、その予知は不可能といわれています。
マグニチュードと震度の違い
地震のエネルギーの大きさをマグニチュード、各地域での地震の揺れの大きさを震度といいます。一般的にマグニチュードが大きくても、震源が遠い場合や深い場合は震度が小さく、逆にマグニチュードが小さくても、震源が近い場合や浅い場合は震度が大きくなります。
地震の揺れと被害想定
震度0 | 0gal~0.8gal | 人は揺れを感じない。 |
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震度1 | 0.8gal~2.5gal | 屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。 |
震度2 | 2.5gal~8gal | 屋内にいる人の多くが揺れを感じる。 つり下がっている電灯などがわずかに揺れる。 |
震度3 | 8gal~25gal | 屋内にいるほとんどの人が揺れを感じ、棚の食器が音をたてることがある。 |
震度4 | 25gal~80gal | 寝ている人のほとんどが目を覚ます。 部屋の不安定な置物が倒れる。 歩行中の人も揺れを感じる |
震度5 弱 |
80gal~250gal | 家具の移動や、食器や本が落ちたり、窓ガラスが割れることもある。 |
震度5 強 |
80gal~250gal | タンスなど重い家具や、外では自動販売機が倒れることがある。 自動車の運転は困難。 |
震度6 弱 |
250gal~400gal | 立っていることが難しい。 壁のタイルや窓ガラスが壊れ、ドアが開かなくなる。 |
震度6 強 |
250gal~400gal | 立っていられず、はわないと動くことができない。 固定していない 重い家具のほとんどが倒れ、戸がはずれて飛ぶ。 |
震度7 | 400gal以上 | 自分の意志で行動できない。 大きな地割れや地すべり、山崩れが発生する。 |
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