猫の被害にお困りの方へ

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ページ番号1009669  更新日 2022年9月14日

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猫が庭などに入らない方法

猫が庭に入って糞や尿をして困る、物置の中で子猫を産んだ、などの苦情が市役所に多く寄せられます。              しかし、猫には犬のような法的な決まりごとが少なく、猫の駆除や捕獲を行う公的機関がありません。
そこで、猫による糞害等の軽減に比較的効果があると思われる方法をご紹介します。周りに猫を寄せ付けたくない方、一度お試しください。

 

猫よけのポイント

猫が好む場所は、「人の出入りが少なく、静かで安心できる場所」、「やわらかい土や砂、芝生等がある場所」、「簡単にエサが得られる場所」です。
これら猫にとって快適となっている場所を、猫が嫌いな場所に変えると効果があります。
猫はなわばり意識がとても強い動物です。
そのため、猫よけに重要なことは、猫の嫌がることを、慣らすことなく、学習するまで継続することです。

注意事項

猫は愛護動物ですので、虐待にあたるようなことは絶対にしないでください。法律で罰せられます。
猫よけ対策は必ずご自身の敷地内で行い、近所の人に説明した後に行うなど、近隣のトラブルのないようにお願いします。

猫が嫌がる臭いのものをまく(忌避剤)

  • 猫の嫌いな臭いや刺激によって猫が近づきにくくする方法です。
  • 雨や風で効果が薄れてしまうので、効力を維持するために定期的に交換しましょう。
  • 猫が薬剤に慣れてくると効かなくなるので、時々種類を変える必要があります。
  • 臭いがきついものや色が付いてしまうものもあります。

対策

使用方法・参考事例

市販の忌避剤

ホームセンター等で販売されている猫よけ用の薬品です。
液状、粒状、スプレー式のものなどがあります。

木酢液、竹酢液

独特な臭いを猫が嫌がります。また、消臭効果や虫除け効果、土壌改良や植物を活性化させる効果もあります。
希釈して散布、容器に入れる、またはスポンジや布に浸透させて置きます。

○参考(加工して使う場合)

材料:竹酢液(約400ml)、唐辛子(10~15本)、レモンバームの葉(20~30枚)
作り方:
(1)500mlの空のペットボトル容器に材料を入れる。
(2)1~2日後にレモンバームと唐辛子を除く。
使い方:4~8倍に薄めて使う。(匂いがきつい場合は10倍位まで適当に薄める)

食用酢

原液もしくは原液を2倍から10倍程度に薄めたものを散布、容器に入れる、またはスポンジや布に浸透させて置きます。手軽で即効性がありますが、持続時間は1日程度と短く、植物に有害です。

香りの強いハーブなどの植物

植物の強い臭いを猫は嫌がります。直接植える、鉢植えを置く、香料を置くといった方法があります。
猫が臭いに慣れてしまった場合は効果は続きませんが、景観を損なわない、防虫効果がある、枯れない限り効果が続くといったメリットがあります。
(繁殖力が強い植物にはご注意ください)

【植物の例】
ローズマリー、ラベンダー、カニナハイブリッド、ゼラニウム、ランタナ、ユーカリ、ヘンルーダ、レモングラス、ペパーミント、マリーゴールド、チャイブ、タマネギ、ニンニク、柑橘系、どくだみなど

ニンニク、唐辛子

細かく刻んで撒く、ネットにつるす、粉末状のものを撒くといった方法があります。
粉末状の唐辛子はアリに食べられてしまう可能性があります。

コショウ、カレー粉などの香辛料

通り道や被害のある場所に散布します。

コーヒー粕、茶殻

コーヒーやお茶のでがらしを撒きます。消臭効果もありますが、臭いは消えやすいので毎日撒く必要があります。
また、猫が臭いに慣れやすいと言われています。

ミカンなどの柑橘類の皮

乾燥していない状態の柑橘類の皮を撒くか、柑橘類の香料を置きます。

重曹

消臭効果があるので、尿などのマーキングの臭いを消せます。粉のまま撒くか、水に薄めてスプレーします。
食品用・掃除用どちらでも使えます。土壌に撒くと一部の植物に影響を与えるので注意が必要です。
重曹自体に忌避効果はないため、他の方法と組み合わせる必要があります。

 

猫が不快に感じるものを置く(構造物)

猫の侵入口を塞いだり、糞の被害がある場所に設置することで、被害を防ぎます。
隙間を作らないようにする必要があります。

対策

使用方法・参考事例等

水を撒く

ホースでたっぷりと水を撒く。(注:猫は水で身体が濡れるのを嫌う)

砂利(軽石)

大きめの砂利を敷き詰める。
軽石(中玉の大きさ)は安価。
花壇などの場合は直径1センチメートル程度の軽石が混じった観葉植物用の土を敷くのもおすすめ。
最近、ホームセンターで見かける防犯砂利は高価だが、防犯効果も含めた効果が期待される。
注:防犯砂利の猫に対する効果は未確認。

大きな石

物理的に猫が歩けなくなるような位置に石を置く。

松ぼっくり

猫が歩くところに敷き詰める。

枯れ枝

球根や種を植えている所に敷き詰めると掘り返されない。

トゲのある植物・葉

カラタチ、バラ、サボテン、ヒイラギ、ピラカンサ、地面に沿って伸びるタイプのコニファーなどを、猫の通り道に対して植栽したり、葉を通路に撒く。
花壇等の表土に葉をすき込むのも効果的。

地面を覆う植物

植物が10から30センチメートルぐらいの高さ(猫の目の高さぐらい)に茂っていると、猫は茂みの中に入っていかないので、地面を覆う植物を植える。
 日当たりの良い庭の場合:タイム、ヘリクリサム、ビオラ、オランダイチゴ、ケンタッキーブルーグラス、ブルーフェスク、リボングラス、レモングラス、ゼラニウムなど
 日陰の庭の場合:アイビー、ツルニチニチソウ、斑入りカキドオシ、ラミウム類など
注:茂みの高さができるだけ高く、密であることが望ましい。やわらかそうな裸の土を見せないこともポイント。
注:軽石等を敷く方法を併用するなどの工夫をすれば、全体を植物で覆う必要がなくなる。さらにハーブ系・柑橘系の香りがする植物の場合は相乗効果が期待できる。

草木灰

ホームセンターや園芸店で販売。
猫の通り道や、ふんをする場所に撒く。(注:猫は灰が足に付着することを嫌う)

とげとげシート

ホームセンターや園芸店で販売。
全面に敷き詰めなくても、跳び越えられない幅に敷けばよい。
塀の上など有効。

目の細かい網

敷くと爪がひっかかり歩きにくい。

アルミホイル

敷くと足音がするので嫌がる。

ネットや柵

乗り越えられない高さ(1.5メートルほど)の網、柵で囲うか、侵入路をふさぐ

釣り糸、テグス

釣り糸やテグスを、猫の足がひっかかる高さになるよう、侵入口や通路に張ります。
糸は猫に見えないため、何かが触れるという感触を嫌がります。
ブザー 遠隔操作式やセンサー式のものがある。
猫が通過するときに鳴らすことで、警戒して近寄らなくなる。
超音波機器 センサー感知式の超音波発生器。
注:猫の個体差で反応が鈍い場合がある。また、猫が慣れてしまう場合があり、費用対効果を考える必要がある。

注意事項:猫よけ対策は必ずご自身の敷地内で行い、近所の人に説明した後に行うなど、近隣のトラブルのないようにお願いします。

このページに関するお問い合わせ

市民環境部 環境政策課
電話:0531-23-3541 ファクス:0531-23-1832
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