畜産
乳用牛
近代化された牛舎で生産される牛乳
県内で飼育されている頭数のおよそ23%が田原市内で飼育されており、平成27年の農業生産額では県内第1位となっています。衛生管理のいきとどいた牛舎で、毎日搾乳が行われています。
放し飼い方式による省力化が進み、ヘルパー制度も定着しており、最近では省力化・近代化により「哺乳ロボット」などの先進的な技術の導入も進んでいます。牛乳のブランドとしては「渥美半島酪農牛乳」「どうまい牛乳」などがあり、ブランド化による差別化も進んでいます。
肉用牛
いろいろなブランド牛
県内で飼育されている頭数のおよそ31%が田原市内で飼育されており、平成27年の農業産出額では県内第1位となっています。安心・安全で品質に優れた牛肉が生産されています。牛肉のブランドとしては「あつみ牛」「田原牛」などがあり、肉のうまみが凝縮された味には定評があります。それぞれのブランド牛には、厳しい品質規格が設けられています。
養豚
全国有数の産地
県内で飼育されている頭数のおよそ32%が田原市内で飼育されており、平成27年の農業産出額では県内第1位、全国でも第9位の豚肉の生産地となっています。徹底的な衛生管理のもと、良質な豚肉が全国に供給されています。
鶏卵・ブロイラー
飼育方法の近代化と販売方法の工夫
愛知県下の養鶏は、明治以降に名古屋コーチンにより庭先養鶏として普及しました。昭和30年代後半に海外の採卵専用種が導入されて以降、新しい飼養技術の導入などにより発展してきました。現在では、開放式のケージ養鶏のほか、衛生面で優れたウインドウレス鶏舎も多く導入されています。鶏卵の販売方法は、養鶏農家が直接販売所や自動販売機を設置するなど工夫されています。
また、ブロイラーも生産されており、良質な鶏肉が田原市から各地に向けて出荷されています。
うずら卵
愛知県が全国1位の産地
採卵用のうずらは、明治中期から野生のうずらが家畜化され、採卵を目的とした改良が明治の後期に始まりました。愛知県では、大正の後期に豊橋市で飼養されたのが始まりといわれています。多産卵の品種として改良された日本うずらは、自然交配された雛が全国へ広まり、現在に至っています。
現在、うずら卵の約6割が愛知県で生産されており、田原市も全国上位の産地となっています。卵は生食用としても使われますが、その多くは加工され水煮やフライなどに利用されています。
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