城宝寺の豆知識1

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ページ番号1007532  更新日 2021年3月24日

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城宝寺には、石室の広さが渥美半島最大級の城宝寺古墳があります。

 城宝寺古墳は城宝寺の山門の東側にある古墳で、6世紀末から7世紀初頭に築造されたと考えられています。渥美半島には横穴式石室を持つ古墳がいくつかありますが、城宝寺古墳はその中でも大きなものです。昭和50年(1975年)に県の史跡に指定されています。

 古墳の大きさは、周辺がかなり切り取られているためよくわからないところがあるものの、直径20メートル前後の円墳と推定されています。ただし、『渥美郡史』は前方後円墳であった可能性を指摘しています。

 古墳の内部に副葬品等は残念ながら残されていませんでしたが、横穴式石室は全体で長さが9.4メートル以上、玄室(死者が埋葬されている墓室)の長さが6.4メートル、幅2.5メートル、高さ2.4メートルあり、その様子を外からのぞくことができます。玄室は伊勢湾を隔てた三重県の南伊勢・志摩地域の石室に見られる特徴をもっており、それらの地域との関わりが考えられています。

 また、弘法大師(空海)が37歳のとき、江ノ島から西国へ帰る途中、この石室の中で修業したとの伝承が地域に残されています。

古墳
城宝寺古墳

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