大規模盛土造成地に関する調査
第2次スクリーニング計画の公表
本市では、令和4年度に第1次スクリーニングにより抽出された31か所の大規模盛土造成地を対象として、第2次スクリーニング計画(現地踏査および優先度評価を実施し、第2次スクリーニング(地盤調査、安定計算)を実施する優先順位を決定するもの。)を作成しました。
- 現地調査の内容
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盛土の地盤に問題がないか
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造成地内の擁壁の構造や変状
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地下水の有無 など
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調査結果
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直ちに危険のある大規模盛土造成地は確認されませんでした。
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腹付け型とされていた2箇所は、谷埋め型でした。
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31箇所のうち8箇所については、農地開発などによる造成であるため、大規模盛土造成地から除外します。
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調査を行った地区では、国土交通省が定める「大規模盛土造成地の活動崩落対策推進ガイドライン」に基づき、下表のとおり第2次スクリーニング調査の優先度を判定しました。
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- 今後の方針(令和4年度末時点の方針となります。現時点の方針は、「第2次スクリーニング調査結果の公表」をご確認ください。)
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除外された8か所を除く、23か所の大規模盛土造成地について、定期的な経過観察を実施し、がけ崩れ等を示唆する変動がないことを確認していきます。
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優先度ランクB以上であって、災害があった場合に相当程度の被害規模が想定される大規模盛土造成地について、第2次スクリーニング調査の実施を検討します。(後述のとおり令和6年度に実施しました。)
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第2次スクリーニング調査結果の公表
本市では令和6年度に、第2次スクリーニング計画において優先度ランクB以上であって、災害があった場合に相当程度の被害規模が想定される3か所の大規模盛土造成地を対象として、第2次スクリーニング(地質調査、安定計算)を実施しました。
- 調査内容
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地質調査
調査ボーリングにより、当該大規模盛土造成地の土質、単位堆積重量、内部摩擦角(せん断抵抗角)、粘着力、地下水位などを把握します。 -
安定計算
地質調査の結果をもとに、地震力およびその盛土の自重による当該盛土の滑り出す力がそのすべり面に対する最大摩擦抵抗力その他の抵抗力を上回るか否かを、計算により確認します。
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調査結果
安定計算の結果、3か所すべての大規模盛土造成地について、地震時の安全率が1を上回ることを確認しました。
- 今後の方針
市内の23か所の大規模盛土造成地について、定期的な経過観察を実施し、がけ崩れ等を示唆する変動がないことを確認していきます。
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