語学指導助手(ALT)招致プログラム
ALTの歴史
JETプログラム
国際交流、国際協力など「国際」という言葉が盛んに使われるようになった昭和60年代。 地域それぞれで国際化を進めようと、地方自治体と自治省、文部省、外務省が協力し、昭和62年度にJETプログラムが始まりました。 JETプログラムとは、語学指導などを行うとともに、住民の皆さんと交流を図るため、地方自治体に外国人を招致するプログラムのことです。
田原市のALT
田原市は、昭和63年度からこのプログラムに参加しました。 愛知県の市町村としては、尾西市とともに初めて。 米国ケンタッキー州ジョージタウン市と姉妹都市提携する2年前のことです。
最初のALTが来町したのは、昭和63年8月。 この後、ALTは間をあけることなく来町しています。
姉妹都市提携
平成2年のジョージタウン市との姉妹都市提携後、 田原市教育委員会は、ジョージタウン市出身のALT採用者がいれば、最優先で田原市に配属するよう、県などに要望し続けました。 その希望がかなったのは、平成6年8月に来日した5人目のALT。 その後も、同市内にあるジョージタウン大学の卒業生など、姉妹都市に関係のあるALTが田原市に来ています。
姉妹都市交流でALTを招致
平成7年度からは、姉妹都市交流の一環として田原市教育委員会がジョージタウン大学から独自にALTを招致。 同大学長の推薦を受けたALTは、平成7年4月に来町しました。 この年からALTは2人体制になりました。
小学校で英語活動スタート ALT3人
平成9年度から試験的に行っていた小学校での英語活動が平成10年10月から本格的 にスタート。これに伴い、平成10年10月にALTを1人増員してALT3人体制に、そして、このうち1人を小学校英語活動の担当としました。 ALT3人のうち、1人はJETプログラムから、2人は姉妹都市交流によるジョージタウン大学の卒業生です。 小学校英語活動は、平成14年度から始まった「総合的な学習の時間」をふまえ、 小学生のころから外国人や英会話にふれ、外国の文化に慣れ親しむことにより、国際感覚を身につけてもらうことが目的です。
田原市の人口の約3分の1
昭和63年から平成13年で、ALTが教えた中学生は約8000人、小学生は約4000人の合わせて約1万2000人。 田原市の人口の約3分の1がALTから英語を教わったことになります。
国際教育に活躍
現在でも、ALTは中学校や小学校の授業に支障のない範囲で英会話教室を行ったり、保育園を訪問するなど、生涯学習や幼いころからの国際教育に貢献しています。
中学校での活動
ALT(英語指導助手)として、ネイティブ・スピーカー2人を市内の3中学校へ派遣して、 日本人の英語教師とのティーム・ティーチングで英語の指導を行っています。 中学生が生の英語にふれることにより、リスニングとスピーキングを中心にしたコミュニケーション能力を高め、 外国への理解を深めてもらうのが目的です。
小学校英語活動
小学校英語活動の経過
平成8年7月に文部大臣へ出された、第15期中央教育審議会答申では、 「国際理解教育の一環として、子どもたちに外国語、例えば英会話にふれる機会や、外国の生活・文化などに慣れ親しむ機会をもたせることが適当である」とされました。 さらに、平成9年11月に公表された文部省教育課程審議会中間まとめには、 「児童が外国語にふれたり、外国の生活や文化に慣れ親しんだりするなど、小学校にふさわしい学習が行われるようにする必要がある」と記されました。
田原市では、平成9年5月から、小中学校の先生を中心とするプロジェクト委員会を設けて、小学校英語活動の導入に向け検討。 これと並行し、平成9年9月からは、ALT(英語指導助手)2人が、1学期間に各小学校で1回、試験的に授業を行いました。 そして、平成10年10月、ALTを1人増員して3人体制とし、そのうち1人を小学校のALTとしたことにより、小学校英語活動が本格的にスタートしました。 スタートしてからも、小学校英語活動担当者会を設け、より良い活動にしていこうと、検討を重ねています。
小学校英語活動の目的は?
小学生のころから外国人や英会話にふれ、外国の文化に慣れ親しむことにより、国際感覚を身につけてもらうのが目的です。 次の3点を主なねらいとしています。
- 英語の音にふれる
- 外国の文化にふれる
- 外国人とかかわる
これにより、ものおじせずに外国人と接することができ、国際交流に対する積極的な態度が養われると考えています。
どんなことをするの?
教科書や黒板を使わずに、楽しみながら外国人とふれあうことを大切にします。 座って聞くだけでなく、体を動かしてALTと英語で遊ぶのが主な活動です。
- 英語のあいさつ
あいさつを英語でします。「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」など。 - 英語の歌
「10人のインディアン」や「ドレミの歌」などを英語で歌います。 - 英語の遊び
動物遊び、かるたとり、フルーツバスケットなどで楽しみます。 - ゲーム
カウントゲーム、伝言ゲーム、ビンゴゲームなどをします。 - 外国文化の発見
「ハロウィーン」「イースター」や外国のスポーツなどについて、ALTから話を聞きます。
成績はつけません 準備はいりません。
成績や評定をつけることはしません、家庭での特別な準備は必要ありません。 誰もがすぐにその場で活動できる内容だからです。 英語活動で、小学生の学習負担が増大しないように十分配慮します。
問い合わせ先
教育委員会 学事課
電子メール:gakyou@city.tahara.aichi.jp
電話:0531-23-3530
このページに関するお問い合わせ
教育部 学校教育課
電話:0531-23-3679 ファクス:0531-22-3811
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