田原市のポインセチア

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ページ番号1012099  更新日 2025年8月30日

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田原市のポインセチアの特徴

田原市は、愛知県内1位のポインセチア出荷数で年間役32万鉢出荷しています。

出荷の最盛期は10月下旬〜12月中旬頃で、中部地方をはじめ、関東、関西圏と幅広いエリアに届けられています。

品種は「ブリメーロジングルベル」などの白地に雪模様のあるものから、「ウインターローズ」のようにバラのようなボリューム感のあるものまで、さまざまなバリエーションの品種が栽培されています。最近では、白色苞を青・紫・オレンジ・黄色などに染めた「カラフルポインセチア」の取り組みも行われています。

ポインセチアが赤くなる仕組み

ポインセチアが赤くなる仕組みは「短日植物」※としての性質と、苞(ほう)と呼ばれる葉の変化によるものです。

ポインセチアの赤い部分は、実は花びらではなく苞(葉が変化したもの)で、中央にある黄色い粒のような部分が本当の花です。また、ポインセチアは短日植物なので、1日の日照時間が短くなると開花(=苞の着色)を始めます。そのため、日照時間が長いといつまでも緑のままで赤くなりません。赤い苞の役割としては、昆虫を引き寄せる「目立つ旗」の役割を持っていて、小さな黄色い花を目立たせ、受粉を助ける仕組みがあります。

※「短日植物」とは、1日の夜の長さが一定の時間を超える(日照時間が短くなる)と花芽を形成する植物のこと。

ポインセチアを赤くする方法

ポインセチアを赤く色付かせるためには、「短日処理」という作業が必要になります。「短日処理」とは、夜を長く昼が短くなるように遮光することです。9月中旬から始めて赤く色付くまで行います。おおよそ11月頃までです。

「後日処理」の手順

(1)夕方17時くらいにポインセチアの鉢にダンボールなどを被せて遮光します。

(2)その上から紙袋や布などをダンボールの上に被せて、さらに覆います。

(3)翌朝、午前7時から8時頃に被せていたものを取り除きます。

(4)それから17時くらいまで日当たりのいい場所に置きます。

 

ポインセチアのふるさと

ポインセチアの原産地はメキシコで、古くから「ノーチェ・ブエナ(聖夜の花)」と呼ばれ、クリスマスと深く結びついた植物です。19世紀にアメリカへ伝わり、駐メキシコ米国大使だったジョエル・ポインセットが紹介したことから、「ポインセチア」という名前で世界に広まりました。

ポインセチアを長く楽しむためには

日当たりが良く、風の当たらない屋内で、最低気温が5℃以下にならない場所に置きましょう。オススメの場所は、リビングの出窓や東向きの玄関。適量の水やりだけで4月頃までキレイに咲きます。

最も重要な管理が水やりです。特にポインセチアは水のやりすぎに注意で、乾いたらタップリが基本です。土の表面が乾いており、鉢を持ち上げて軽いと感じたら水やりのタイミングで、水を鉢や受け皿に留め続けないことも、よりお花を長持ちさせるためのコツです。

水やりはなるべく午前中にしましょう。夕方以降の水やりは、鉢の中を冷しやすく、根を傷めてしまうことがあります。葉を濡らさないよう、株元へ注ぎましょう。でないと、湿気で葉のフチに黒斑ができる病気(ボトリチス)が出てしまうことがあります。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農政課 
電話:0531-23-3517 ファクス:0531-22-3817
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