曲尺手の豆知識
城下町は、間口の狭い家が多いことが特徴です。間口の大きさで税金が決められていたため、税金対策として間口が狭く奥に広い造りの家が多かったといわれています。
城下町の町屋(庶民の住まい)は、間口の狭い、奥行きが長い家が多いことが特徴と言われています。これは、江戸時代の都市部で住宅ごとに取っていた税金が、道路に面した間口の広さに応じて決められていたため(いわゆる間口税)、その対策であるといわれています。
明治17年(1884年)に作成された田原のまちなかの地籍図を見ると、図の中央から下部に短冊で区切ったような細長い筆が並んでいますが、この多くは当時の町屋の建物の形状を反映したものであるとともに、当時の田原の町屋の広がりの範囲をうかがうことができます。
現在田原の町を歩くと、家と家の間に駐車場が作られている場所があるため、そこから家々の奥行きの長さを確かめることができます。

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