田原市地域学校協働本部
地域学校協働本部とは
地域学校協働本部とは、地域のボランティア(支援者)の協力を得ながら学校運営や教育活動を行うことができるよう、コーディネーターが学校の求めと地域の力をマッチングして、より効果的な学校支援を行うものです。学校・家庭・地域が一体となって地域ぐるみで子どもを育てる体制を整えることを目的として設置しています。
田原市地域学校協働本部では、地域住民等の参画による学校の教育活動を支援する仕組みを作って様々な事業を行っています。これらの事業をとおして地域の将来を担う子どもを地域全体で育成するとともに、地域と学校が協働して地域の課題解決や地域の活性化に取組んでいます。
主な実施事業(平成28年度)
学校を核とした地域魅力化事業 ~「学校・地域『創』プロジェクト」~
1 目的
(1)人材育成…ふるさと学習の推進により、子どもたちの地域への愛着を高めます。さらに、子どもたち自らが地域に出向いて活動することにより自己有用感を高め、子どもの創造力および意欲の向上を図ります。
(2)地域活性化…子どもたちが再発見した地域の魅力を活用した提案や活動を地域につなげ、地域の大人が一緒に実現していくことにより、地域全体の活性化を図ります。
(3)共育の推進…地域の大人から学ぶ、教えることで大人も学ぶ体制を構築し、共育(ともいく)による地域の活性化をめざします。
2 事業概要
(1)子どもの学びを地域に発信したり地域での活動につなげたりする事業を行い、その活動を継続していくことにより、子どもたちの自己有用感を高めることを目指します。また、地域の大人が改めて地域について考えるきっかけにすることをねらいとして様々な事業を実施します。
(2)前年度の活動踏まえ、学校と地域の協働による活動の充実を図るため実施します。
3 事業内容と実施予定校
(1)地域の農産物PR事業
・泉小学校…地域の農産物を使ったメニュー作りを通してPRを行います。
・六連小学校、童浦小学校、赤羽根小学校、福江小学校…農業体験や漁業体験を行い、そのよさを学んで地域の農作物等への関心を高めるとともにPRを行います。
(2)地域の魅力発信事業
・田原中部小学校…地域の商店街の活性化していくための事業、田原凧・渡邉崋山などを学び地域の伝統などを次世代に継承していく事業に取組み、地域の魅力を発信していきます。
(3)コミュニティの活性化、地域教育力向上事業
・衣笠小学校…高齢者とのふれあい活動の実施やボランティア団体と一緒に活動することにより地域教育力の向上やコミュニティの活性化につなげます。
・伊良湖岬中学校…高齢者慰問やイベントへの参加することにより、地域のつながり強める活動を行いコミュニティの活性化につなげます。
(4)まちおこし事業
・福江中学校…ラベンダーを育成して、ラベンダーオイルを抽出したり石鹸を作ったりして、ラベンダーを活用したまちおこし(福中ラベンダープロジェクト)に取組みます。
(5)地域防災力向上事業
・童浦小学校、田原中部小学校、泉小学校、清田小学校、田原東部小学校…子どもたちが地域の防災について学び、地域や家庭に広げていく取組みを行います。
避難所宿泊体験事業
子どもたちを対象とした防災教育。学校の体育館等にて1泊2日の避難所宿泊体験を実施する事業。
◎実施校および実施日等
1 童浦小学校
(1)実施場所:童浦市民館
(2)実 施 日:平成28年8月8日~9日(1泊2日)
(3)参加範囲:童浦小学校5学年61名
(4)活動内容
・赤十字奉仕団による講習会
・東日本大震災語り部「閖上震災を伝える会」菊池訓子さんによる講演会
・防災倉庫見学
2 清田小学校
(1)実施場所:清田市民館
(2)実 施 日:平成28年8月24日~25日(1泊2日)
(3)参加範囲:清田小学校5・6学年39名
(4)活動内容
・地区別防災マップの作成
・防災倉庫見学
3 泉小学校
(1)実施場所:泉市民館
(2)実 施 日:平成28年8月25日~26日(1泊2日)
(3)参加範囲:泉小学校6学年32名
(4)活動内容
・赤十字奉仕団による講習会
・東日本大震災語り部「閖上震災を伝える会」菊池訓子さんによる講演会
・避難所運営ゲームHUG実施
4 田原東部小学校
(1)実施場所:田原東部小学校
(2)実 施 日:平成28年10月14日~15日(1泊2日)
(3)参加範囲:田原東部小学校5学年54名
(4)活動内容
・赤十字奉仕団による講習会
・消防団による初期消火、応急処置等
・通学路移動訓練
・防災倉庫見学
5 田原中部小学校
(1)実施場所:田原中部小学校
(2)実 施 日:平成28年10月28日~29日(1泊2日)
(3)参加範囲:田原中部小学校4学年55名
・赤十字奉仕団講習会実施
夢Workerリンク事業
地域の子どもたちに地域の職業人が仕事について教える場」として、第一線で働いている方に中学校へ出向き「仕事について」の講座を行う事業。学校からの希望により実施します。
たはら地域未来塾
1 目的
学習の遅れがちな中学生等を対象として放課後等に受講料無料の学習支援を行い、学習習慣の確立と基礎学力の定着をはかり、高等学校等進学率の改善や学力の向上を図ることを目的として実施します。
2 実施場所および対象者
(1) 田原中学校…田原中学校生徒
(2) 東部中学校…東部中学校生徒
(3) 福江市民館…福江中学校生徒および福江高等学校生徒
(4) 赤羽根学園…学園の児童および生徒
気になる子どもの対応事業・シニアと子どものふれあい事業
1 目的
(1)多世代の交流により、子どもたちの豊かな心を育てるとともに子どもの心の安定を図ります。
(2)シニア世代の経験や学びを活用し、活動をシニアの生きがいづくりにつなげます。
(3)子どもと高齢者のふれあい活動による学校支援を通じて、人と人をつなげて地域コミュニティの強化することや地域で子どもを守り育てる気運の向上を図ります。
2 実施校…衣笠小学校
3 実施内容
(1)ソーシャルスキルについての研修会の開催
講師 名城大学大学院 大学・学校づくり研究科教職センター長曽山和彦氏
開催日 9月20日、21日、1月11日
(2)シニアふれあい活動の実施
水鉄砲づくり…6月22日、24日、29日
丸太切りとネームプレートづくり…9月
どんぐりゴマ外…12月
4 その他
ソーシャルスキルの専門家である 名城大学大学院 大学・学校づくり研究科教職センター長 曽山和彦教授の助言を受けながら実施している事業です。前年度、児童とシニアのふれあい活動におけるソーシャルスキルの向上についての研修会を高齢者と教員が合同で受けしました。その実践として、今年度衣笠小学校3年生が総合的な学習の時間を活用し「シニア世代とのふれあい」をテーマにして取り組んでいます。
スクールソーシャルワーカー設置事業
1 スクールソーシャルワーカー設置
スクールソーシャルワーカーとは、部機関と連携しながら子どもを取り巻く環境を 調整する福祉の専門家です。
モデル実施として田原中学校と衣笠小学校に配置します。
※週5日(1日7時間)勤務体制で1人設置。
2 スクールソーシャルワーカースーパーバイズ
スクールソーシャルワーカーに対する助言および指導を行うとともに、スクールソーシャルワーカー活用事業に対する助言も行います。
首長部局等との協働による新たな学校モデル構築事業(国委託H27~28)地域社会の一翼を担う新たな学校づくり
1 趣旨
生徒が地域社会の一翼を担うことにより、自己有用感・自己肯定感の効用につながるような仕組みをつくります。
学校と地域、また中学校と高等学校が連携して「人材育成」「地域活性化」「学校と地域が協働するまちづくり体制の構築」を3本柱とした地域の魅力作りに取り組むことによるキャリア教育の充実と地域活動の充実を図ります。
2 事業概要
(1)生徒を対象にしたプレゼンテーション研修およびまちづくりセミナーの実施
・話し方・ソーシャルスキル向上研修 講師:話し方研究所
・まちづくりセミナー 講師:IIDA WAVE総合プロデューサー 桑原利彦 氏
(2)中学校・高等学校教員を対象にまちづくりセミナーの実施
・地域社会の一翼を担う新たな学校づくり まちづくりセミナー
講師:同志社大学 政策学部 教授 井口 貢 氏
・教育を核とした地域活性化セミナー
講師 総務省地域力創造アドバイザー、教育政策アドバイザー
株式会社Prima Pinguino代表取締役 藤岡 慎二 氏
・学校を核としたまちづくりセミナー
講師 内閣府地域活性化伝道師・北海道地域づくりアドバイザー
株式会社ノースプロダクション代表取締役 近江 正隆 氏
(3)地域の方が実施している地域活性化活動への参加
(4)生徒が中心となり地域活性化のためのパンフレット等を作成
(5)中高連携教育実施校およびまちづくり活動実施校への視察
教育講演会
1 趣旨
東部中学校の全校生徒を対象に様々な困難と向き合っている子どもたちの「心」を多くの人々に伝える内容の講演会を実施し、想いやりの気持ちや人とのかかわり合い(助け合い)に関して何が必要なのかを感じてもらうことを目的にして実施する。
2 開催日時 10月20日 14:00~15:00
3 講師 矢野きよ実氏
このページに関するお問い合わせ
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